姫路市医師会について

会長あいさつ

 このたび、一般社団法人姫路市医師会の第15代会長に就任しました、
石橋悦次でございます。私の方針を含め、市民の皆さまへごあいさつをさせていただきます。
 まず最初に、2019年12月に中国から始まった新型コロナウィルス感染症の拡大で、2020年4月に初めて緊急事態宣言が出され、学校の休業、個人の移動制限、店舗の営業自粛等感染拡大防止のため、市民生活を大きく制限され大混乱となりました。姫路市においても、当初は医療機関での集団感染が発見され大きな話題となりましたが、本会でも、兵庫県、姫路市と情報を共有し、連携強化を図り、対策・体制整備の協議を進めてきました。感染者数も徐々に減っていき、懸念された「医療崩壊」は起こさずに第1波を乗り切ることができました。これもひとえに医療機関の努力、頑張りだけではなく、市民の皆さまの協力があってのものと感謝いたします。
 さて、1947年に新制姫路市医師会として設立され、今年で73年となります。設立当初から現在に至るまで、次のとおり姫路市における市民の健康と安全を守ることを目指してきました。
 
<運営理念と基本方針>
1 運営理念
  姫路市医師会は、医療の専門団体として、市民との信頼関係を基軸に、より安全で質の高い医療を提供すること
 で、地域の保健・医療・福祉の向上を図ります。
2 基本方針
(1)会員医療機関を中心に人・物・情報の連携を推進します。
(2)行政関係機関との連携のもと、市民向けの各種保健サービスを提供します。
(3)検査精度の向上に努め、より安全で質の高い健診・検査を実施します。
(4)情報セキュリティに配慮し、個人情報保護の観点からプライバシーの保護を徹底します。
 
 設立以来の歴代会長と同じく、私もこの「理念」と「方針」を基軸とし、人間ドック、定期健康診断、特殊健康診断、住民検診、作業環境測定、訪問看護、居宅介護支援事業所等各種事業を行ってまいります。また、会員医療機関が安心して医業に取り組めるよう、医療機関へ向けた事業では、臨床検査センター、看護専門学校、労働保険事務組合等を行ってまいります。
 兵庫県・姫路市行政と連携し、医療提供体制の検討を行っており、1979年から続く姫路市休日・夜間急病センターへ出務医師の派遣、後送病院輪番制の実施等姫路市民の安全安心のため、現在も継続しております。また、兵庫県が進める「地域医療構想」の策定、県立新病院が担うべき機能と適切な分化、医師不足への改善に向けた取り組みなど、団塊の世代が75歳となる2025年に向けた体制の整備、制度の確立に協力してまいります。
 さらに、新型コロナウィルスでは、第2波以降に備え、姫路市と連携し、PCR検査体制を強化するため、本会において、「地域外来・検査センター」を開設します。 今回の新型コロナウィルス感染症の拡大でも露呈しましたが、日本の医療制度は世界最高水準であり、10万人当たりの死亡者数は、最も低く抑えることができました。しかし、厚労省では、「医療費適正化計画」と称して、削減に向けた取り組みがなされてきましたが、イタリア等先進国での例もあるように、行き過ぎた削減では、新興感染症から国民の生命を守り切ることが困難となります。医療の専門団体として、しっかりと「守るべきものは何か」を明確に主張してまいりたいと思います。
 私は会長として、「和と改革」を掲げています。姫路市民の安全安心を守るため、医療の立場から、「和のある改革」をさまざまな事案に是是非非で取り組んでいきたいと思います。市民の皆さまと一緒になって、精一杯頑張ってまいりますのでご協力をよろしくお願いいたします。

令和2年7月1日